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オナガサイシンのタネが採れました

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3月30日に開花をした中国産のカンアオイ『尾花细辛』のタネが採れました。

学名 :
Asarum caudigerum H.F.Hance,(1881)

中国植物志>> 第24卷 >> 马兜铃科 Aristolochiaceae >> 细辛属 Asarum


尾花细辛 wei hua xi xin(湖北植物志) 

別名 : 白三百棒、顺河香(贵州)

分布地 : 浙江、江西、福建、湖北、湖南、廣東、廣西、四川、贵州、雲南等省区。
台灣、日本、ベトナムの海抜350~1660mの林下に自生する。


開花期 : 4~5月(雲南省、廣西省産の中に11月咲きあり)

和名 : オナガサイシン

5月24日撮影

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16粒のタネが採れました。

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蟻に運ばれないうちに鉢の中に撒いておきました。

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表面の用土を少し剥がしてタネを撒き、再び用土を上に被せて終了です。

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地花细辛 ・Ⅱ

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中国産のカンアオイ『地花细辛』の花が、4月13日の開花後、2回目の開花をしました。

学名 : Asarum geophilum Hemsl.


別名 : 大块瓦(廣西)、铺地细辛(贵州植物志)、矮細辛(廣西省)、土細辛(廣西崇左)、オドリコサイシン(日本)

分布 : 廣東省、廣西省、貴州省南部 海抜250~700mの山地。

開花期 : 4~6月


4月13日撮影時には気が付かなかったのですが、このような現象は、この種類としては始めて見ました。
咲き終わった花は、既にタネが熟しているせいか肥大化しています。

咲き終わった花と新たに咲いた花
5月24日開花・撮影

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大武山細辛

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台湾産カンアオイ『大武山細辛・タウサンサイシン』の花が咲き始めました。


※ 学名 : Asarum tawushanianum C. T. Lu & J. C. Wang, 2009

※台湾名 : 大武山細辛(タウサンシーシン)


※分布 : 台湾固有・台湾南部大武山

※開花期 : 台湾1~3月

参考引用先
《臺灣生物多樣性資訊網》

學名發表文獻
C. T. Lu & J. C. Wang, Botanical Studies 50: 230. fig. 2, 4E-H. 2009. (Bot. Studies)


5月26日撮影

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葉は光沢があって無毛。

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花は小さく、著しく括れています。

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花・内部の図

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眇々寒葵(仮称)

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2015年11月25日に紹介をした、伊豆半島産の小さなカンアオイに蕾を確認しました。

2015年11月23日撮影

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花の内部のようす
https://blogs.yahoo.co.jp/k27de7b8e8nrpsx/14198906.html

研究のために採取して、あれから一年以上の年月が経ちましたが、葉の大きさは、小さく、大きいもので親指と人差し指をくっつけた時にできる空間ほどの大きさで、当時とあまり変わらない状態です。

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蕾が確認できますが、非常に小さく、接写をして画面で見て、初めて、そのようすがわかるほどの大きさです。

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開花期からすると、オトメアオイに近いようですが、様々な違いがあることから、仮の名称として『眇々寒葵』として記録する事にしました。

※ 眇々→眇眇たる(びょうびょうたる)より→『小さいさま』を表します。

オトメアオイとの違いは、葉裏の紅い個体が無い・亀甲模様が無い・山頂に咲く・葉の大きさが非常に小さい・花の大きさが非常に小さい・萼筒の括れがほとんど見られない事などが挙げられます。

今後も、継続して観察する必要があるようである。

細辛 『朧 』

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細辛の未登録品『朧 』を紹介します。

『朧 ・おぼろ』は、図鑑『細辛 寒葵』108頁に掲載されている品種。

※特徴 及び 芸
中形楕円形のお椀状毛葉で、襟合わせ良く、白色大小の霰斑が葉の周辺に散在します。白色の細い髭・谷・玉の地模様。更に、これら地模様に薄萌黄色状で大小雲紋状の蛍様図(本斑)を表します。

残念ながら蛍様図は、葉一枚にしか現れませんでした。
5月29日撮影

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左側の部分を拡大

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別の株ですが、なんとなく有るような無い様なといった感じです。

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全ての葉に安定して斑が入れば良いのですが、思うようにはいかないものです。

展示会のご案内

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山野草展示会・即売のご案内です。


カンアオイの増殖品、各種メダカなどを即売します。

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日時 : 6月3日(土)午前9時~16時
6月4日(日)午前9時~16時


場所 : 愛知県豊田市西山町5-1
豊田市西山公園展示場
☎︎ 0565-31-2108

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皆様には、平素より格別なご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
上記日程にて展示・即売会を開催いたします。皆様の御来場をお待ちしております。

細辛 『 最中の月 』

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今日は、細辛の銘品『最中の月・まなかのつき』を紹介します。

※登場年 は、 1846年 (弘化3年)ととても古い品種です。

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※特徴 及び 芸
中形の卵形葉、深緑色、葉縁が内側へ巻く、葉肉の厚い毛葉。大きく鮮明な玉。襟合わせは普通。

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次は、細辛ではありませんが、アツミカンアオイとしては、とても珍しい『玉斑模様』です。

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キナンカンアオイ

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三重県◯◯◯産『キナンカンアオイ』を紹介します。


学名: Asarum takaoi F.Maek. var. austrokiiensie (Kinoshita) Yonek.

和名: キナンカンアオイ(紀南寒葵)

学名のaustrokiienseは、南 + 紀伊を顕します。

※分布 : 三重県南部、和歌山県

※開花期 : 9~11月(5月~)
開花期は、産地によって異なり、初夏~秋遅くに咲く個体群もあります。
以前、調査・観察をした際には、同じ株に花が2度、3度と咲く個体群も見つかり、仮称 『キワカンアオイ』とし、記載しました。

[記載・発表]
別冊趣味の山野草『園芸Collection vol. 1 (平成27年6月1日 発行)

詳しくは、こちらをご覧下さい。
https://kanaoiasarum.jimdo.com/%E4%B8%89%E9%87%8D%E7%9C%8C%E7%94%A3/%E3%82%AD%E3%83%AF%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4/


5月30日撮影

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シイノミカンアオイ

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シイノミカンアオイの花が咲き始めました。



※ 学名 : Asarum savatieri var.furusei

学名からもわかるように、オトメアオイの変種とされている。

※ 和名 : シイノミカンアオイ(椎の実寒葵)

※ 花期 : 6月~9月

※ 分布 : 静岡県(伊豆半島)固有
     常緑広葉樹と混合林、

シイノミカンアオイの軸は、同じく伊豆半島に自生するアマギカンアオイのように、青軸に近いような少し潤んだ緑色をしていて、不思議なカンアオイです。
そして、シイノミカンアオイは小さな花を咲かせます。花の大きさは1cmほどで、その名前・シイノミは、形が『椎の実』に似ていることに由来します。

5月31日撮影

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※特徴など

葉は卵形から長楕円形、長さ 5~8 cm、幅 3~5 cm、基部はハート形、先端は少し尖る。上面は暗緑色、ふつう下がり藤模様、亀甲模様あり、薄緑色班あり、光沢なし、まばらに軟毛がある。下面は青白い緑色、無毛。葉柄は緑色、基部は薄紫色を帯びる、微細な毛あり。長さ 5~8 cm。
花は青色を帯びた茶色か暗紫色、単一花、腋生。地上に傾状。花梗は長さ1~2cm 。萼筒は筒状、長さ 7~14 mm、幅 8~10 mm、ノドは強く括れる、幅 3~6mm、口環あり、下向き、表面に突起あり、筒の外面は無毛、内面は格子模様か網目模様、縦と横の隆起あり、縦隆起は 12~18 、縁に三裂片。萼裂片は斜めに広がる、三角状卵形、長さ3~4mm、上面に密集した繊毛あり、下面はまばらに繊毛あり。雄蕊は12個、二つの輪に。葯は外向き、長さ2~3 mm。子房は上位、花柱は 6個、離生、先端に角状の突出物を持つ。柱頭は楕円形、外向き。

オトメアオイ

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細辛【雷雲】の花が咲き始めました。

細辛・雷雲 平成22年度登録の比較的新しい品種です。

※細辛品種説明

雷雲 Raiun (オトメアオイ)

日本細辛寒葵保存愛好会 編集

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※ 学名 : Asarum savatieri Franch

※和名 : オトメアオイ (乙女葵)

※ 花期 : 6月~8月

※ 分布 : 箱根山地(神奈川県、静岡県)     混合広葉樹林、固有。


【特徴など】
葉は卵形から楕円形、長さ 6~12 cm、幅5~9 cm、基部はハート形、先端は少し尖る。上面は暗緑色、無地から下がり藤模様、亀甲模様あり、光沢なし、まばらに軟毛がある。下面は青白い緑色、まれに暗紫色、無毛。葉柄は暗紫色、無毛。長さ 6~15 cm。花は青白い茶色か緑色かがった紫色、単一花、腋生、地上に傾状。 花梗は長さ1 cm 以下。萼筒下部はふつう球状、まれに筒状、長さ 7~10 mm、幅 10~12 mm、ノドは時々わずかに括れる、口環あり、外面は無毛、内面は複雑な格子模様、縦と横の隆起あり、縦隆起は 12~18 、縁に三裂片。 萼裂片は斜めに広がる、三角状卵形、長さ 6 ~ 12 mm、滑らか、上面にまばらに単細胞の毛状体をともなった繊毛あり、下面は無毛(まばらに繊毛のある固体もある): 雄蕊は12個、二つの輪に。 葯は外向き、長さ約 2 mm。子房は上位、花柱は 6 個、離生、先端に角状の突起物をもつ。柱頭は楕円形、外向き

(資料引用先)http://kanaoiasarum.jimdo.com/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E7%94%A3/%E3%82%AA%E3%83%88%E3%83%A1%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4/


※和名『オトメアオイ・乙女葵』は、最初に発見された乙女峠に由来する。

乙女峠(おとめとうげ)は、静岡県御殿場市と神奈川県足柄下郡箱根町の境に位置する箱根外輪山にある、峠の名称である。

※種小名の「savatieri」はフランスの植物学者ポール・アメデ・ルドヴィク・サバティエ(Paul Am?d?e Ludovic Savatier, 1830年10月19日 – 1891年8月27日)に因むものです。サバティエはこの植物の命名者でもあるアドリアン・ルネ・フランシェ(仏: Adrien Ren? Franchet、1834年4月21日 - 1900年4月15日)と共に「日本植物目録 (Enumeratio Plantarum in Japonia Sponte Crescentium、1875年-1879年)」を発表しました。日本の植物の学名でよく見かける命名者「Franch. et Sav.」は彼らのことです。また新興住宅地で見かける外来植物、非常に小さな花でイヌノフグリに似ているがイヌノフグリよりも少し大きく毛深いフラサバソウ(Veronica hederifolia L.)のこの奇妙な和名は、「フラ」ンシェと「サバ」ティエに因みます。
(資料引用先)http://www.nippon-shinyaku.co.jp/herb/db/flower/2014/asarum_savatieri.html

※一部分人名の表記変換が上手くいかなかったようですがご了承ください。


6月1日撮影

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このオトメアオイは伊豆半島で1番広範囲に分布していて裏紅(昼夜芸とも言う)といわれる葉裏の紅い個体も多く見られます。

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種が熟してきました

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中国産カンアオイ「 Asarum wulingense・五岭細辛 」の花の種が熟してきているようです。近いうちに採取して、蒔いてみようと思います。開花から半年以上が経過しました。


昨年・11月2日に開花確認

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6月3日撮影・現在のようす

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福建細辛

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中国産カンアオイ『福建細辛』を紹介します。

私の株は、まだ開花に至らないので知人Y.H氏の写真をお借りしました。有難うございました。


※ 中国名 : 福建细辛


※別名 : 土里开花、薯叶细辛(江西、安徽),马脚蹄(福建)

※学名 : Asarum fulkienense C. Y. Cheng et C. S. Yang in Journ. Arn. Arb. 64: 581. f. 4. 1983.

多年生草本;根状茎短,根肉质,直径1-2毫米。叶片近革质,三角状卵形或长卵形,长4.5-10厘米,宽4-7厘米,先端急尖或短尖,基部耳状心形,?侧裂片长2-3厘米,宽1.5-3.5厘米,叶面深绿色,偶有白色云斑,仅沿中脉散生短毛,叶背密生黄棕色柔毛;叶柄长7-17厘米,被黄色柔毛;芽苞叶卵形,长约10毫米,宽5毫米,背面和边缘密生柔毛。花绿紫色;花梗长1-2.5厘米,密生棕黄色柔毛,通常向下弯垂;花被管圆筒状,长约1.5厘米,直径1厘米,外面被黄色柔毛,喉部不缢缩或稍缢缩,无膜环,内壁有纵行脊状皱褶,花被裂片阔卵形,长约5毫米,宽约10毫米,开花时?侧反折,中部至基部有一半圆形淡黄色垫状斑块;药隔伸出,锥尖;子房下位,具6?,花柱?生,顶端不裂,有时有一浅凹,柱头卵状,顶生或近顶生。果卵球状,直径7-17毫米,具宿存花被。花期4-11月。

自生地 : 安徽、浙江、江西、福建。生于海拔300-1000米山谷林下阴湿地。模式标本采自福建武夷山。

※参考引用文献
1988《中国植物志》第24卷 180页

6月4日撮影

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細辛寒葵の用語説明

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今日は、細辛寒葵の用語などを写真を用いて説明します。

細辛・寒葵の花は根際に小さな花を咲かせる大変地味な植物です。その中でも、細辛の鑑賞は草姿、葉形、葉芸、青軸を対象にします。寒葵の鑑賞価値の高い斑模様を山野で見つけることはそれほど難しいものではありませんが、その上、青軸の個体となると滅多に見つかるものではありません。更に、草姿・葉形・葉模様などが良いものとなると探すことは無理に近いです。草姿とは全体の形・バランスのことで、葉形には、ハート形・楕円形形・卵形、丸形などがあって、豊かな丸みをおびた円形が最上とされる。そして、葉芸は、葉の模様斑の美しい変化を楽しむもので「柄」とも言う。

細辛の用語説明、品種説明は、なかなか表現が難しいものです。細辛はよく似た品種も多くあり内容説明だけではどうしても、今一つピンとこないと思います。細辛は主に葉の表の模様班と言われる班が品種の見分けのポイントになります。又、葉の表の色【地色】・葉表の毛などもそれぞれ違うことも見分けのポイントになります。
先人たちが選び抜いた、この渋い葉模様、芸に対して細辛の世界では独特の呼称をしています。そして、寒葵の場合も同じような呼称をします。
それでは、主な用語の説明を写真を用いてわかりやすく説明したいと思います。

★青軸
葉柄が緑色のもので、多くは素心という綺麗な緑や白緑色の花が咲きます。
花が多少潤む品種もありますが、それでも軸が緑色なら青軸と言います。

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★泥軸
葉柄の色が紫緑色のものを言います。
主に野生種のカンアオイがこれに当てはまります。

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★襟合せ
葉身の基脚が左右より重なることを言います。着物の襟を合わせたように綺麗に重なった表現をいう。更に、説明しますとハート型の葉の上部の重なりが大きいほど襟合せが良いと言います。

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逆に大きく離れている場合は襟合せが悪いという言い方をします。

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襟合せの形態は五種類程度で分けます

最不良 ・悪い ・ 普通 ・ 良い ・ 深い

★亀甲
亀の甲羅のような模様が葉脈に沿ってあらわれる班模様

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★下り藤
葉の表左右にあらわれる藤の花のような房状の雲紋班

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派手な下り藤

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★蝶
葉身の基脚、襟の部分に出る班紋を言い蝶々が羽を広げているような模様班

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★谷
葉の主脈に沿って一文字に入る班紋

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★髭
蝶と谷の間から生じる線状の班

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★玉
葉の中央部に丸く大きく現れた班

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★玉斑
寒葵では、葉の中心部が、黄色や薄黄色で玉が出来たような班を玉斑と言う

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★胡麻斑
霜降り状に葉表に現れた白い班点

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★霰斑(あられ斑)
胡麻班よりも荒い不規則な霰を散らしたような模様班点

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★鯰斑
緑色の流れ斑を言う

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★逆亀甲
葉脈が緑色となり銀色の亀甲模様となります

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※スズカカンアオイ



地模様の一種で葉の先端部分に銀斑がのる

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※アマギカンアオイ


★ノリ(ノリを敷く)と言う
刷毛でノリを敷いたような模様班

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*更に、ノリが霞んだものを「カスミ」と言う

★桜斑
返り班とも言われる夜桜に代表される班紋で、薄い班と濃い班が混ざり合っているような模様班

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★図
葉表にあらわれた白・黄色の本班のことを言います。

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★打ち込み斑
ビリ打ち班とも言われる葉縁にあらわれる本班のこと。

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★昼夜芸
葉の表裏の色が違うもので葉裏が茄子紺色・赤紫色のもの

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★毛葉
葉表面に毛の布いたものでビロード地合いとも言います

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★葉の大きさ
大形・中形・小形

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★葉の形
小判形・丸葉・楕円形・卵形など

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☆ 以上の表現はあくまでも
私見であり、誤った解釈・間違いがあるかもしれません。これを参考にしていただければ幸いです。

オトメアオイ

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オトメアオイの花が咲き始めてきました。


※ 学名 : Asarum savatieri Franch

※ 花期 : 6月~8月

※ 分布 : 箱根山地(神奈川県、静岡県)     混合広葉樹林、固有。


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以前の撮影ですが、自生地ではこのような状態で、アマギカンアオイ と混成しているものも見られます。

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アマギカンアオイの株の中にオトメアオイがあります。

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こんな状態ですが、開花期が違うことから交雑することはありません。

細辛 『迦陵頻』

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今日は、江戸時代より継承されてきた細辛『迦陵頻』を紹介します。
この品種は、非常に数が少なく絶滅が危惧されています。

※迦陵頻 かりょうぴん

※登場年 天保12年 (1841年)

※登録者 不明

※品種 ヒメカンアオイ

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6月8日撮影

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葉模様は亀甲、葉表の色は濃緑色で、葉裏を紅色に染めるいわゆる昼夜芸を表し、葉縁は内側へ巻くのが特徴である。

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良く似たようなものに、やはり昼夜芸を表し、亀甲模様の緒房亀甲がありますが、こちらは葉が平坦であり、区別は容易である。

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カンアオイのタネ播き

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6月4日に紹介した、中国産カンアオイ「 Asarum wulingense・五岭細辛 」の花の果実が開花から7ヶ月ほどが経過した、昨日、崩壊を始めていました。

蟻に運ばれてしまわないうちに、タネを採取して、播くことにしました。


昨年・11月2日に開花確認

今年・6月4日の果実のようす

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最初に、タネを播く鉢の準備をし、用土(普段どうりの配合用土、又は、鹿沼土小粒単用)を7分目ほど迄入れておきます。

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崩壊をした果実からタネを採取

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一つの果実から30個ほどのタネを採取することができました。

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薄茶色のものがエライオソームです。

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もう一つの果実も完熟しているようですので、タネを採取し、タネを播くことにしました。

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果実を手で裂いて採取しました。

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こちらの果実からも30個ほどのタネが採取することができました。

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間隔を開けて、1粒ずつタネを播きます。全面にタネを播き終えた状態です。1鉢に半分の15粒ずつ播きました。

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タネを播きおえたら、タネが隠れるくらいの位置・8分目位迄用土を被せ、ジョウロにて、用土が飛び散らないようにしっかりと水遣りを行い、ラベルに品種名・日付などを記録して、他のカンアオイと同じように風通しの良い、やや明るい場所に置きます。その後は、普段どうりに水遣りを行い、常に用土が湿った状態で管理をして、来年春の発芽を待つことになります。

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今年の春に発芽をした、スペシオサムのようす。

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斑入りカンアオイ

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今日は、スズカカンアオイ斑入りなどを紹介します。

6月8日撮影

斑入り 無名

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※銀葉模様のいろいろ

葉形の良い銀葉に、濃緑色の微かな覆輪と、全面に、細かな胡麻斑を散らします。

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葉は大形で、良く目立つ下り藤模様に銀色のノリを引く。

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輝くように鮮やかな銀葉模様に、濃緑色の細かな胡麻斑を表します。

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ご案内

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 日本細辛連合会の主催による第50回古典園芸植物美術品評大会が下記の要領にて開催されますので、ご案内します。

当日は、私も参加を予定してますのでよろしくお願いします。

シェア先

https://www.facebook.com/yasuhiro.ooka/posts/907191232754391


記  
【大会要領】
1.会 場 羽島市民会館 第1会議室
岐阜県羽島市福寿町浅平3丁目25
TEL 058-392-2222
新幹線「岐阜羽島駅」から徒歩15分
名神高速道路「羽島IC」から車5分

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2.日 時 平成29年6月25日(日)
 午前10時 ~ 午後4時頃

3.後 援 中日新聞社

4.大会次第
      受付開始(懸賞品・会員・昼食) 10:00 ~
懸賞品審査開始     11:30 ~
総 会       12:00 ~
諸園芸交換会     12:30 ~


5.懸賞種目 (受賞点数)
1) 細 辛 30点
   ・細辛指定品種 「銀玉錦」、「玉孔雀」、「千代之寿」、「関の戸」
2) 細辛登録候補品      5点
3) その他(古典園芸植物) 30点
6.表 彰
  日本細辛連合会会長賞 1点(細辛の部より選出)
優 秀 賞     2点(細辛の部より選出)
  稀少品種賞          1点(細辛指定品種から選出)
  中 日 賞          5点(細辛の部から1点、細辛登録候補品の部から1点、その他(古典園芸植物)の部から3点選出)

7.懸賞出品規定
1) 出品は、本会会員に限る。(当日入会可)
2) 出品鉢は黒鉢以上とし、品種名のラベルを付ける。
3) 出品は各種目1人3点までとする。ただし、細辛指定品種及び細辛登録候補品は点数の制限を設けない。

8.余 興 諸園芸交換会(出品は1人30点まで 歩銭10%)

9.会費等 年会費 1,000円  昼食代 500円
                      

サカワサイシン

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サカワサイシンの花が、まだ咲いていました。


学名:Asarum sakawanum Makino

和名:サカワサイシン(佐川細辛)


掲載図鑑とページ番号:(講談社・Flora of Japan)2a: 372, var. sakawanum;

種名のsakawanum(サカワーナム)は発見地・高知県佐川町に因む。牧野富太郎氏が若い頃(1890年代)に発見,命名された。

※分布 : 高知県西部、愛媛県南部

※開花期 : 4~5月
6月11日撮影

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※知人宅の庭先に咲く栗の花
6月10日撮影

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斑入りカンアオイ

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今日のカンアオイ

※コトウカンアオイ 斑入り『黄灯』
本来の芸は、亀甲模様に黄色の玉斑ですが、今年は、こんなに派手になってしまいました。

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※タイリンアオイ 斑入り『無名』

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