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キキョウカンアオイ

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『キキョウカンアオイ』ラベルの花が咲いていました。

ツクシアオイの変種とされていた、キキョウカンアオイですが、その他にも、アケボノアオイ・雲仙ツクシと呼ばれている個体もありますが、現在では、これら全ては、ツクシアオイの個体変異内とされている。



キキョウカンアオイ

桔梗寒葵

Asarum kiusianum var. melanosiphon F.Maekawa,(1945),


キキョウカンアオイ→ツクシアオイの別名 ↓


このキキョウカンアオイは、前川文夫氏が命名し1945年にツクシアオイの変種(花筒が濃紫黒色、顎裂片が薄い)として発表されたが、菅原 敬氏は、2006,Flora of Japan VOl.lla,(p381)でキキョウカンアオイ・アケボノアオイをツクシアオイの個体変異内とした。

Asarum kiusianum F.Maekawa,(1932),in T.Sugawara Flora of Japan VOl.lla,(p381),


『キキョウカンアオイ』ラベルの花です。3月27日撮影

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鴛鴦湖細辛

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台灣産カンアオイ『鴛鴦湖細辛 』の花を紹介します。

Asarum crassusepalum

花は小さく1~1.5cm ,萼筒の形はやや円筒形、ノドで少し括れる、茎は長走、花の開口部分狭く2mm以下、口環はよく発達している、萼裂片上面に単細胞腺毛,下面は無毛。

分布 :固有 鴛鴦湖附近 1600~1700m

(呼び方)
鴛鴦湖(えんおうこ)
鴛鴦湖, Yuanyanghu(ユェンヤンフ)
開花期 : 2~4月


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Asarum crassusepalumとAsarum taipingshanianumの花の比較(左がcrassusepalum、右がtaipingshanianum)

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写真は草友のY.H様撮影

ミチノクサイシン

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ミチノクサイシンの花が咲いていました。


学名
Asarum fauriei A.Franchet,(1898),

Asarum fauriei A.Franchet,(1898),in T.Sugawara,(2006),

Asarum fauriei A.Franchet,var.fauriei,autonym,inT.Sugawara,(2006),


和名 :ミチノクサイシン(陸奥細辛)

分布 : 青森県、岩手県、秋田県、新潟県、長野県、岐阜県

開花期 : 4~5月


特徴 :根茎は細長く伸びる。 葉は円形または腎円形で,長さ,幅とも2~4cm,表面は濃緑色で光沢がある。4~5月頃,雪どけとともに開花し,根ぎわに暗紫色の小さな筒形の花をつける。花弁は退化する。萼はやや上に広がった筒状で長さ 5mm,径約 10mmほど,内壁には隆起した約 12本の縦ひだと数本の横ひだがある。花柱は6本で直立し,その先端は角状に伸びて萼筒入口よりやや突出する。花柱のまわりには 12本のおしべがある。

和名の陸奥細辛は分布域にちなんだものである。

Fauriei(ae) は、明治日本で採集した宣教師U.フォーリー (人名に因む)


Franchet 日本植物を研究したフランスの分類学者A.R.フランシェーの、「Franchet」(人名に因む)

3月27日撮影

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尾花细辛

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中国産のカンアオイ『尾花细辛』の花が咲き始めました。

学名 :
Asarum caudigerum H.F.Hance,(1881)

中国植物志>> 第24卷 >> 马兜铃科 Aristolochiaceae >> 细辛属 Asarum


尾花细辛 wei hua xi xin(湖北植物志) 

別名 : 白三百棒、顺河香(贵州)

分布地 : 浙江、江西、福建、湖北、湖南、廣東、廣西、四川、贵州、雲南等省区。
台灣、日本、ベトナムの海抜350~1660mの林下に自生する。


開花期 : 4~5月(雲南省、廣西省産の中に11月咲きあり)

和名 : オナガサイシン



3月30日撮影

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イワタカンアオイ『変わり咲き』

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知人から譲っていただいたイワタカンアオイの『変わり咲き』の花を紹介します。

その由来は、よくわからないですが、花を見てビックリしました。
知人からは、『雌蕊の数が多いイワタカンアオイですよ』ということであったが、花をよく見ると、開口部まで達したその器官、確かに数が多く、8~9本ほどあり、先端部分に柱頭が付いている……その形態は、棒状ではなく、板状であった。
八重咲き? ? 一般に流通している八重咲きとは、全く違うタイプではあるが、誠にユニークな花である。

4月5日撮影

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一般に流通している八重咲きの花

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ウスバサイシン

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ウスバサイシンの花が咲きました。

ウスバサイシン(薄葉細辛)について


*学名:Asarum sieboldi F.Miquel,(1865)

*学名の種名のsieboldii(シーボルディ)は日本でこれを採集したシーボルト氏を記念したものです。

※分布
本州中西部
中国 (山東省、浙江省、江西省、河南省、湖北省、四川省など)、朝鮮半島、台湾

※開花期: 3月~5月

※ウスバサイシンは古くから細辛として漢方薬として使われる為に含まれる薬効成分の分析が行なわれていて、産地によって薬効成分が違うこと、地理的変異による外部形態が違うことを明らかにした東京理科大学の中村輝子氏・津村生薬研究所の山路弘樹氏らによって2007年に新種トウゴクサイシン(Asarum tohokuense)として発表され、現在では7種類が分布していることも、2007年植物研究雑誌第82巻第2号(日本産カンアオイ属ウスバサイシン節の分類学的研究・山路弘樹氏他)で発表され明らかとなりました。

7種類は、ほぼ異所的に分布しており
1. ウスバサイシン は本州中西部、台灣、中国中南部および朝鮮半島に分布

2. アソサイシン(新称)(別名・ケイリンサイシン)は九州・阿蘇山地および韓国南部に分布

3. オクエゾサイシンはサハリン南部・千島列島・北海道・東北北部に分布

4. トウゴクサイシンは関東北部・東北一円に分布

5 . ミクニサイシンは関東北部に分布

6. イズモサイシンは中国地方に分布

7. クロフネサイシンは本州西部・四国・九州に分布

*和名:薄葉細辛 (1825),本草圖譜巻之五,

※中国名 :細辛

※生薬名 : 細辛(サイシン)

※『サイシン』とは、もともと本草薬学上の名であって、細辛の名前が初めて出てくる書物に中国「神農本草経」(452~563年)があります。神農とは、4000~5000年前の古代中国の神で、身近な草木の薬効を調べ、何度も毒にあたっては薬草の力で蘇ったと言われています。こうして発見した薬を纏められたものが神農本草経になります。

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※エーザイ「くすりの博物館」より引用させていただきました。



以下の説明はこちらから引用させて頂きました。
http://www.e-yakusou.com/sou/sou146.htm

有効成分:根に精油(メチルオイゲノーール、サフロール、アルファ・ピネン、シネオール)などの芳香成分

生薬の細辛(さいしん)は、ウスバサイシンの全草または根茎と根を乾燥させたもので、根は細くて噛むとピリッとした辛味があるのでこの名前があります。
根には精油が2~3%も含まれています。組成はメチルオイゲノール、サフロール、リネモンなどです。この精油類には鎮静、鎮痛、解熱作用があるとされます。
細辛(さいしん)は、咳止め、痰きり、鎮痛、鎮静、解熱、あるいは新陳代謝の亢進(こうしん)を目的として使用されて、おもに漢方処方に配合されています。
細辛(さいしん)だけを用いるときには1日量3~5グラム、水0.5リットルを煎じて約半量に煮詰めて口内炎のうがい液や感冒にかかったときの解熱や頭痛、胸痛などの痛み止めに1日3回食間に服用します。また、新鮮な葉3~5枚を同様に煎じて、うがいをすると口臭を消すことができます。
小児の口内炎に細辛(さいしん)の粉末をよく練って、臍(へそ)の上に貼ることが「衛生家宝方(えいせいかほうほう)」の処方中に見られ、鍼灸(しんきゅう)でいう経絡(けいらく)を考えさせられる興味ある用法です。

漢方処方
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は麻黄(まおう)、五味子(ごみし)、細辛(さいしん)、甘草(かんぞう)、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、生姜(しょうきょう)、半夏(はんげ)からなり、鼻汁の多い鼻炎や涙がよく出る眼病のように、分泌液が過多の場合に与えます。
感冒、気管支炎、気管支ゼンソクに用います。しかし、寝汗があって体力の衰弱が激しい場合や、胃腸虚弱者、妊婦、老人には慎重に用いることが必要になります。

山菜としては、2枚の葉のうち1枚だけを摘み(株の保護のため)、片面に衣をつけて、天ぷらに。若い葉は、茹でて冷水にさらして、糸がつおとおしょうゆ、辛子ドレッシング、マヨネーズなどで食べる、さっぱりとした辛味と香りが良い


※名前の由来は、中国で根が細く、味はきわめて辛いということから細辛(さいしん)といわれます。

また、牧野日本植物図鑑(1961)には、漢名の細辛(さいしん)の字音で、一名ウスバサイシンは、葉質が薄いからという説明がある

また、ウスバサイシンは、ギフチョウが好んで食べる食草として、一般に知られています。

3月30日撮影

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ヒロクチカンアオイ

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ヒロクチカンアオイ(通称)の花が咲き始めました。


※学名はありません。

※分布 : 熊本県の狭い範囲に自生するとされている。

※開花期 : 4~5月

※ウンゼンカンアオイの口環が欠損したタイプとされているが、この個体は、ミヤザキタイリンアオイから出現したものです。


ミヤザキタイリンアオイ

※学名 : Asarum asaroides var.Miyazaki

種名のasaroides(アサロイーデス)は、フタバアオイ属に似ているという意味。

※分布 : 宮崎県北部


4月5日撮影

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※ウンゼンカンアオイとタイリンアオイの花は、外見状は良く似ているが、雌雄蕊柱の形態が明らかに違います。


ウンゼンカンアオイ基本種の花

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ウンゼン・ヒロクチカンアオイ

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ミヤザキタイリンアオイの花・特徴としては、花が上向きに咲く傾向がある。

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ミヤザキタイリンアオイ(うねりが可愛らしい花)

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オモロカンアオイ

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沖縄県石垣島産のカンアオイ『オモロカンアオイ』の花が咲いていました。


※学名
Asarum dissitum

*参考、引用「最新園芸大辞典」第一巻(1982)

学名の『dissitum』→『dissita』ディッシタは隔てのある、という意味。萼筒の形態が他のものから離れているため。

※この種は尖閣諸島に自生するセンカクアオイと近縁であり、萼筒の括れ・開口部のようすなどは良く似ており、大変に興味深いものです。

※和名 : オモロカンアオイ・於茂登寒葵

和名「オモロ」の由来は、古の琉球(沖縄県)に伝わる歌謡「おもろ」から、当て字の「於茂登」は石垣島於茂登岳より


※分布 : 沖縄県石垣島

※開花期 : 1~3月

4月3日撮影

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小脈は没入している。

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萼裂片基部に皺あり、口環ある。


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萼筒は筒状で基部から約2/3のノドの部分で少し括れる。


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萼筒内部のようす


雌雄蕊柱などのようす

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花柱は3個、離生、直立、先端に小さな突起あり、柱頭は楕円形、ほぼ頂点にある。雄蕊は6個。


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子房は上位

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萼筒内面の上部の約1/3は縦横の隆起の弱い網目模様あり、下2/3には縦の隔襞

ヒガシヤマカンアオイ

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京都府東山周辺に自生しているヒガシヤマカンアオイ(仮称)の花が咲いていました。

※ヒガシヤマカンアオイ(仮称)

※和名 : 東山 寒葵

学名はありません。

※分布 : 京都府

※開花期 : 1~3月

※ヒメカンアオイ種群

開発などの為に自生地は限られてしまい、希少なカンアオイではあるが、その自生地は、幸いにも鹿などの出没も無く、そのほとんどは社寺林などになっている為に守られており、これ以上減るような事はないと思われます。

☆特徴
萼筒内部にある網目状の縦横の隆起(縦12~18、横4~5本)と萼筒内部壁の色が白く [内部壁が薄く赤っぽい色が付いたものもあります]、三重県産のノノボリカンアオイ(仮称)とよく似てはいるが、開花期が少し遅い。


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*ヒガシヤマカンアオイの萼筒内部のようす

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パンダカンアオイ

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パンダカンアオイの花が咲いていました。


*学名 : Asarum maximum Hemsl.


*中国名 : 大叶马蹄香(湖北)

*別名 : 马蹄细辛(湖北宜昌)、大葉細辛、葉細辛、大葉马蹄香

*和名 : パンダカンアオイ

※分布 : 湖北省、重慶省、江西省、湖南省、広東省 600~800m

※開花期 : 4~5月

3月27日撮影

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ホイカンアオイ(宝飯寒葵)

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ホイカンアオイ(宝飯寒葵)


つい最近、『ホイカンアオイ・宝飯寒葵』という、初めて聞くカンアオイの名前を知人から教えて頂いた。

その名前の由来は、ホイカンアオイの自生地・宝飯郡に因むもので、通称「ミカワヒメ」と呼ばれているヒメカンアオイを含む、秋咲きヒメカンアオイの昔の地方名ということであった。

「ミカワヒメ」と呼ばれているヒメカンアオイは、愛知県三河地方の一部地域に自生する秋咲きのヒメカンアオイで、“花がやや大きく、萼筒は浅く末広状に広がる。”といった特徴あるヒメカンアオイである。

 ホイカンアオイの花は、下記ネット情報によると、ヒメカンアオイに似ていて、萼筒が短く、萼片がやや長いのが特徴とのことである。


※ 宝飯郡(ほいぐん)は、愛知県(三河国)にあった郡。


※宝飯郡について詳しくは、wikipediaより引用しました。


7世紀後半に、三川国穂評(ほのこほり)、8世紀の律令制以降は、寶飫(ほお)郡である。さらに、寶飯(ほい)郡と誤記され、現在の宝飯郡に至る。10世紀までは、設楽郡域も宝飯郡であった。
1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

豊橋市の一部(豊川より北西)
豊川市の大部分(豊津町・橋尾町・三上町・院之子町を除く)
蒲郡市の全域

明治、大正時代と、豊川西岸(現豊川市江島町のみ東岸)に郡域が広がっていた。郡役所は当初御油町に置かれ、のち郡のほぼ中央の国府町に移転し、1926年の郡制廃止を迎えた。なお、国府町には、1942年(昭和17年)7月から1955年(昭和30年)11月まで、宝飯地方事務所が置かれていた。

※三川・三河→みかわ と読みます。

Googleで調べてみたら、一件だけですが、ホイカンアオイに関するネット情報がありました。

http://wandermountain.fc2web.com/hoikanaoi.html

この情報は、比較的新しく、現在でも『ホイカンアオイ』という呼称が、一部地域では使われている可能性もありますが、良くわかりません。

ランヨウアオイ

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ランヨウアオイ斑入りの花が咲いていました。


学名 : Asarum blumei Duch.

花期 : 4~5月

分布 : 関東地方南西部、静岡県東部、山梨県南部


 葉は薄く、広い卯形から三角形-卯形、またはしばしば鉾状、長さ6~8cm、基部はハート形、先端は尖る。上面は緑色か明るい緑色、無地~下がり藤模様、亀甲模様あり、白点、白斑あり、光沢あり、軟毛におおわれている。葉質はやや柔らか。下面は青白い緑色、無毛、葉柄は暗紫色か緑がかった紫緑、無毛、長さ6~15cm。
 花はふつう緑がかった紫色か青白い紫色、単一花、腋生、地上に傾状。花梗は長さ1~2cm。萼筒は球状か筒状、長さと幅10~12mm、ノドは少し括れる、口環あり、外面は無毛、内面に弱い縦と横の隆起あり、縦隆起は萼筒の下半分は目立つ。縁に三裂片。萼裂片は斜めか水平に広がっている、広い卯形、長さ約1cm、基部は少し隆起している、先端は尖っている、両面は無毛。雄蕊は12個、二つの輪に、無柄、葯は外向き、長さ約2mm。花柱は6個、離生、先端に角状の突起物あり、柱頭は楕円形、外向き。



※和名 : 襴葉葵

※学名の由来

blumeiはオランダの分類学者 Karl Ludwing von Blumei氏(1796~1862年)に因む

※和名の由来

深津正氏は、植物和名の語源(1989年)の中のランヨウアオイ(140頁~143頁)の項で、束帯の袖近くにある、蟻先(ありさき)と襴(らん)の形を採って襴葉と名付けたとしている

4月5日撮影

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シシキカンアオイ

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九州産のカンアオイ、シシキカンアオイの花が咲き始めていました。


*学名 : Asarum hexalobum var controversum

*分布 : 長崎県平戸市志々枝山

*開花期 : 3~5月

このシシキカンアオイですが、長崎県平戸市の志々枝山(シジキヤマ)を基産地としています。

※シシキカンアオイは漢字では(志々伎寒葵)と表記します。
地元では一般的には「志々伎」を「シジキ」と濁って発音するのですが、「シシキカンアオイ」が正式名称となっています。

※種名の
Asarum hexalobum var → サンヨウアオイ の 変種という意味

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紅孔雀

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紅孔雀の葉が展開してきました。

この『紅孔雀』、細辛銘鑑に新登録(個人名ではなく日本細辛連合会名にて)されたのは1980年で、翌年1981年(昭和56年)の銘鑑にその名が載っていますが、近年では、芸としては優れているが、本来の細辛の芸(青軸)では無いことから銘鑑からは削除されています。

品種 : ヒメカンアオイ

紅孔雀の芸 : 円形葉の中心部から放射状に白斑が入る芸です。

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ヒメカンアオイの銘品『紅孔雀』の新葉のようすです。さすがに以前は細辛の銘品としてよく知られた品種で、その安定して出る斑の凄さは素晴らしいものです。時にはびっくりするほどの斑も出たりします。

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大株の個体ですが、今年も綺麗に斑が現れました。

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このように優れた芸を現しますが、その為に、オークションなどでは、『紅孔雀』とは言わずに、ヒメカンアオイの斑入りとして出品されていることが多く見受けられます。

插天山細辛

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台灣産のカンアオイ『插天山細辛』を紹介します。



学名 : Asarum chatienshanianum C. T. Lu & J. C. Wang, 2009


插天山細辛 ソウテンザンサイシン


※分布 : 固有 台灣北部・低山地(600~950m)の半日陰で、湿った広葉樹林内


※開花期 : 2~4月



※語源
種名chatienshanianumはタイプ標本が採取された地に由来する。



※花の萼筒は細長い円筒形、外面は薄い紫色~帯緑色、内面は紫色、不規則な格子状隆起、萼裂片は黄色~帯緑色、著しくうねらない。
萼筒の長さは約12~15mm、葉の形は三角状長楕円形、長さ8~16cm、幅6~10cm、基部はハート形。

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寄せ植えの斑入り

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図鑑 『細辛寒葵』のご案内

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*図鑑・細辛寒葵

細辛(約150種)当時の銘鑑や歴史的資料とともに江戸~平成まで時代別に紹介。
細辛の全てがわかります。


カンアオイ基本種(約100種)原寸大表示の葉や花、さらに花の内部まで種の判別に必要な情報満載


班入り寒葵(約500種)代表的な銘品から希少品種、秘蔵の逸品までそのすべてを紹介。

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[図鑑・細辛寒葵]に関するお問い合わせ・購入希望は、※『コメント欄』に【内緒】を選択し、住所・氏名・連絡先電話番号・配送希望日時・支払い予定日などをお知らせ下さい。

*個人情報保護の為に、必ず【内緒】を選択して下さい。

*代金は 定価16000円(送料込み)
ゆうちょ銀行への振り込みになります。


☆自費出版品につき在庫僅かです。

罈花細辛

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台灣産のカンアオイ、罈花細辛の花が咲き始めました。

※学名 : Asarum ampulliflorum C. T. Lu

罈花(tan fua)

分布 : 台灣固有 北部、標高110~1200mにみられる。


4月11日撮影

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帝冠

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細辛登録品『帝冠』の新葉が展開してきました。


登録年 : 1931年 (昭和6年)
登録者 : 不明
種 : ヒメカンアオイ


新葉の出始めは、モヤっとした斑が現れます。

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しっかりと新葉が展開すると、ご覧のような『まだら斑』が現れます。

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その後、葉先から白黄色の覆輪が現れるとこのまだら斑は消えてしまいます。
(昨年の葉に覆輪が残っています。)

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ハツシマカンアオイ

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ハツシマカンアオイ

学名: Asarum hatsushimae F.Maek. ex Hatus. et Yamahata
和名: 
ハツシマカンアオイ(初島寒葵)

分布 : 鹿児島県徳之島固有種。

開花期 : 3~4月

特徴は、日本のカンアオイの中で1番花茎が長いことで、花が地面よりも上に咲くのも変わっている。

種名のhatsushimaeは、発見者の初島住彦氏に因んだものである。

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タニムラカンアオイ

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タニムラカンアオイ

学名 : Asarum leucosepalum

Asarum leucosepalum S.Hatusima, ex E.Yamahata,(1994),in E.Yamahata,(1994),

和名 : タニムラカンアオイ(谷村寒葵)

別名 : ハツユキカンアオイ、シラユキカンアオイ


分布 : 鹿児島県徳之島固有種。

開花期 :2~4月


1987年に山幡英示氏によって発見され、雪のように萼片が白いことから、『ハツユキカンアオイ・初雪寒葵』と名付けられたが、徳之島には『初雪』のイメージが薄い為に、谷村忠訓氏に因んで再度命名されたものとされており、和名のタニムラカンアオイに由来する。


萼片は白色で口環は赤色系で変異が多い。

葉を見ただけでは、同じ徳之島固有種ハツシマカンアオイと区別することは難しい。

種名のleucosepalum(リューコセパルム)は、白いガク片を表します。

4月15日撮影

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